カーリースとは何なのか?仕組みやメリット・デメリットを紹介!

車を保持する方法は購入することだけではありません。カーリースも車を保持する方法のひとつで、人によっては購入するよりも大きなメリットを得られる場合があります。しかし、カーリースについてよく知らない方もいるのではないでしょうか。そこで、この記事ではカーリースの仕組みから利用開始までの流れ、メリット・デメリットなどを紹介していきます。

1.カーリースの仕組み

1.カーリースの仕組み

カーリースとは、リース会社が購入した車を特定の期間だけ借りて利用することです。リース会社や商品によって契約期間は異なりますが、短い契約で数年から、長期の契約になると7年や9年など年単位の契約が基本である点が短期利用のレンタカーとは異なります。また、料金も月額制を採用しているケースがほとんどなので、月々定額で契約期間中希望の車に乗れるサービスのようなイメージを持つとわかりやすいでしょう。

カーリースを利用すれば名義上の所有者はリース会社になりますが、マイカーのように契約者が自由に使用できます。車の運転頻度や使い方によっては、初期費用が抑えられるためマイカーを購入するよりも手軽に利用できるサービスといえるでしょう。

2.料金の仕組み!「残価」って?

2.料金の仕組み!「残価」って?

カーリースの料金内訳はリース会社や契約内容によって異なりますが、新車の場合、一般的なリース会社では残価を設定しているケースが多いです。残価とは簡単にいうと「下取り価格」のことです。残価設定のあるカーリースでは契約終了時に車をリース会社に引き渡す必要がありますが、引き渡し時の下取り価格を残価として、あらかじめ車両価格から差し引く契約が多くなっています。

具体的には車両価格から残価を差し引いた残額を契約年数で割ったものが毎月の料金に組み込まれる仕組みです。たとえば、金利と諸費用と契約期間中にかかる税金・保険等を除いて簡略的に考えた場合、車両価格170万円で残価が50万円の車を5年間(60カ月)リースすると、「(170万円-50万円)÷60カ月」となり、契約者の車両費負担は月々2万円となります。つまり、残価を設定している分、月々の支払いを低く抑える事ができるというわけです。

3.利用開始までの流れ

3.利用開始までの流れ

カーリース事業者はたくさんあり、それぞれの会社で多少手続き方法は異なることもありますが、基本的な流れはほとんど変わりません。まずは好きな車種とプランを選択してオンラインで見積もりすることが可能です。見積もりを確認し、月額料金などに納得すればそのまま審査を申し込み、無事に審査に通れば契約書が郵送で届きます。登録書類等の各種手続きを行い、車両を整備して納車という流れとなります。

契約車両の在庫有無や、審査手続きなどによって納車時期は前後することがありますが、新車の場合は一般的な契約から納車までの目安は1~2カ月程度です。急いで利用したい方は早めに申し込みましょう。

4.カーリースのメリット

カーリースには車の購入やレンタカーにはないメリットがあります。利用を検討している人は、メリットについてよく理解しておきましょう。

4-1.金銭的なメリットも!車をリーズナブルに利用できる

上述したように、カーリースは契約にあたってあらかじめ残価が設定されているプランがあるので、月々の支払いを低く抑える事が可能です。しかし、カーリースの金銭的なメリットはそれだけではありません。まず、頭金が不要なため、契約時にまとまったお金を用意する必要がない点が挙げられます。手持ちの現金が少ない人ほど、カーリースを利用するメリットは大きくなるでしょう。

また、月額で一定料金を支払う方式であるため、先々の見通しが立てやすい点もメリットです。リース会社のなかにはメンテナンスや車検、税金や保険料まで含めた月額料金のプランを用意しているところもあります。それらのプランを利用すれば毎月一定の費用を支払いしていれば、契約期間中の突然の大きな出費が発生しないので家計のやりくりも楽になるでしょう。

4-2.好きな車を自分の所有車のように使える

カーリースに似たサービスとして、カーシェアリングやレンタカーがあります。カーシェアリングやレンタカーはどちらも自分が車を使用したい時に利用できるサービスですが、空いている車がないと利用できなかったり、利用できる車種が限られているケースが多く、基本的に長期間契約は想定されていません。

それに対して、カーリースは各種メーカーの車種から比較して選ぶことも可能で、レンタカーのように「わ」ナンバーでもなく、マイカーのように好きな車に乗ることができます。契約後はホイールやカーナビといった付属部品を自分の好きなようにアレンジすることも可能です。しかも、商品によっては残価設定や頭金不要といったメリットがあるため、通常なら金銭的に手が届かない大型車や高級車に乗りやすくなる点も魅力だといえます。

5.カーリースのデメリット・注意点

カーリースにはいくつものメリットがありますが、デメリットと言える点がないわけではありません。そこで、カーリースの注意点を4つ紹介していきます。

5-1.カスタマイズができない

カーリースで使用する車両の所有者名義はあくまでもリース会社です。そのため、車両返却時には基本的に原状回復しておくことが求められます。原状回復とは「借りた状態に戻す」ことで、借主の負担で行わなければいけません。契約後にホイールやカーナビなどを自分の好きなようにアレンジすることは可能ですが、契約期間終了時にはある程度元通りに戻す必要があることは頭に入れておきましょう。返却時のことを考えると大きなカスタマイズは避けておいた方がよいでしょう。

5-2.走行距離に制限がある

契約期間によっても異なりますが、カーリースでは月間の走行距離に制限を設けているケースが多いです。なぜ制限があるかというと、過剰な走行によって車両が消耗すると、設定されている残価の価値に見合わなくなり、リース会社の負担が増える可能性があるからです。仮に走行距離の制限を超えた場合には、契約終了時に追加料金を請求される場合もあります。走行距離の上限は契約時に設定しますが、短くした方が月額料金は抑えられるので自分のライフスタイルに合わせて決めましょう。

5-3.追加の請求が発生する場合もある

カーリースでは先述した走行距離オーバー以外でも追加料金が発生する可能性があります。たとえば、車体に傷やへこみを付けてしまい、精算時に追加請求されるケースです。程度にもよりますが大きな傷やへこみがある場合、修理しないと車両の価値は下落するため基本的に借主負担で修理することになります。

また、カーリースでは原則的に中途解約ができません。やむをえない理由によって中途解約をする場合には、残りの月額料金を一括で支払う必要があります。

5-4.支払い総額が割高になることも

カーリースは車を現金一括で購入するよりもトータルでの支払いが多くなる可能性があります。なぜかというと、カーリースの月額料金には単純に車両の購入にかかる費用だけでなくリース会社の手数料が含まれているからです。ただし、月額料金には車両の購入費やリース会社の手数料以外にも、リース期間中の自動車税や重量税などの税金や自賠責保険料といった車の維持管理に必要な諸費用コストも含まれています。それらの手続きはリース会社が代理で行っているため、ユーザーは手軽に利用できているという点は理解しておきましょう。

6.オリックスのカーリースの特長

上記に記載したデメリットが気になる人は、オリックス自動車のカーリースを利用してみることをおすすめします。なぜかというと、オリックス自動車には契約終了時に車両を無償で譲り受けられる商品があるからです。車両を譲り受けることになれば契約終了時の精算金の発生を防げるため、傷をつけないよう神経質に運転する必要はありません。また、車両を自分好みにカスタマイズした場合でも原状回復して返却することなく、そのまま乗り続けられることができます。

オリックス自動車では、独自の仕入れ方法を採用していて有利な条件で車両を仕入れているため、リーズナブルな月額費用で利用できるカーリース商品も多いです。新車だけでなく中古車リース商品も提供しているのが特長で、中古車リースを選べばさらに月額料金を安く済ませることもできます。

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カーリースで好きな車に賢く乗ろう

カーリースは好きな車にリーズナブルに乗れるため、カーライフの充実に貢献してくれます。ただし、カーリースといってもさまざまなリース会社が提供している商品が多種多様に展開されているため、自分にあった商品を選択することが大切です。まずはどのような商品や車種があるのかを確認して、見積もりをとってみてはいかがでしょうか。

<記事掲載日>2020年8月14日

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