中古車が安い時期ってあるの?安い傾向にある時期はあるが注意点も!
新車ではなく中古車を購入するメリットとして、「価格の安さ」は大きなポイントといえるでしょう。また、時期に注意していれば中古車をより安く買うことも可能なのです。季節やタイミングによって価格が変動するケースもあるので、価格情報はこまめにチェックすると良いでしょう。この記事では、中古車を買うのに最適なタイミングと、購入時の注意点を解説していきます。
1.中古車の価格は需要と供給が関係する!
まず原則として、中古車の価格を決めるのは「年式」や「走行距離」、「車両状態」などです。新しい年式で、走行距離が少ないほど走行によるダメージが少ないとされ、、基本的には年式の新しいクルマほど価値があるとされます。ただし、年式の古いクルマでも走行距離が少なく状態が良好であれば高値が付くこともあります。中古車における価格は、これらの要因で変動します。ただし、中古車には需要と供給のバランスがあるので、これらの関係に動きがあるとタイミングによって安くなることもありえるのです。たとえば、ある車種について需要が下がれば、売りやすくするため価格を下げる販売店もあります。
1-1.一般的に中古車が安いといわれる時期は?
中古車の価格が安くなる時期は絶対的なものではなく、さまざまな要因によって変わります。ただ、あくまでも目安としてですが、「この時期が狙い目」といえるタイミングはあります。以下、一般的にいわれている中古車の価格が安くなる時期について説明します。
1-2.4月中旬~5月
中古車を買うにあたって、「4月中旬~5月」の春先は最も適している時期といわれています。それは、年度末の2~3月に乗換えなどで販売需要が高くなり下取りなどのクルマが増えることが関係しています。年度末のこの時期は買い手がたくさんいるので、販売店はできるだけ高額でクルマを売ろうとします。しかし、4月以降は買い手が減ってしまいます。需要が大幅に下がるため、販売店もクルマの価格を安く設定する傾向があります。さらに、2~3月に新車を買った人が、古いクルマを下取りに出すため、オートオークション等で流通するクルマの量も春先が多くなっています。4~5月は中古車の供給が需要を大きく上回っているので、価格は下がっていく傾向にあるのです。
1-3.年明けの1月
年式は中古車の価格を決定づける重要なポイントです。そして、年式が1年古くなるタイミングが1月です。1月を過ぎれば、すべての中古車の年式は1年古くなります。このことによって、1月でクルマの価格が大きく下がることも珍しくありません。狙っている車があるなら注目したいタイミングです。
1-4.GWなど大型連休の直後
大型連休の前に、中古車を購入する人はたくさんいます。家族や友人と遠出をする予定があるため、「いっそクルマを買ってしまおう」と思い立つきっかけになるからです。ゴールデンウィーク等の大型連休前はクルマの需要が高く、価格が上がりやすいといえるでしょう。ただし、連休後は需要が落ち着いていくので、価格は下がります。販売店からすれば、なんとかクルマを売りたいので価格を見直します。その結果、大型連休の直後には、中古車の値下げが行われる傾向が強まるのです。
1-5.ボーナスの支給前
6月や12月には多くの企業でボーナスが支給されます。そして、そのタイミングでクルマを買う人は少なくありません。ただし、ボーナス支給の直前は需要が落ち着いているので、なかなかクルマが売れない状況が起こりがちです。「ボーナスが出るまで買うのを我慢しよう」という発想になるので、販売店にとってはつらい時期だといえます。そこで、世間の購買意欲を高めようと、ボーナス支給時期には中古車の価格を下げる販売店が出てくるのです。
1-6.お盆のある8月
お盆のある8月は、社会全体で消費が落ち着く時期です。炎天下の中、「外出を控えよう」「遠出をしたくない」と考える人が多いので、特にクルマの需要は落ち込みます。そこで、販売店は落ち込んでしまう需要を取り戻そうとさまざまなキャンペーンを企画するタイミングです。8月には価格を下げ、消費者の注目を集めようとする販売店は増えるでしょう。
2.モデルチェンジ・マイナーチェンジ後も狙い目
クルマがモデルチェンジを果たすと、古くなったモデルは人気がさがる傾向です。多くの消費者は、どうせ買うなら新しいモデルが欲しいと思うからです。そのため、古いモデルは価格が下がって狙いどころとなります。ちなみに、マイナーチェンジの場合はフルモデルチェンジほどの大きな価格変更は行われませんが、価格が下がる傾向にはあります。デザインが根本的に変わったり、エンジンなどが変更されたりするフルモデルチェンジであれば、買い替える人が増えるので古いモデルの需要が下がります。その結果、フルモデルチェンジが行われた後に価格は安くなりやすいといえますので、あえて古いモデルを購入するのもひとつの方法です。
3.販売店独自のセールやフェアにも注目
季節や連休は中古車の価格に関係があるものの、「必ず安くなる」という保証はありません。たとえば、連休が終わっても需要が下がらないようなら、クルマの価格は変わらないままです。そこで、時期だけに注目するのではなく、販売店独自のセールやフェアもチェックしてみましょう。たとえば、販売店は少しでも年間売上を増やすべく、年度末には「決算セール」を行うことがあります。そして、企業によって年度の数え方は異なるため、セールが開催される時期もバラバラです。一般的に需要が高いとされているタイミングの3月でも、決算セールが行われケースもあるため、その場合はお得に中古車を購入することができるかもしれません。
また、販売店のセールでは値引きだけでなく特典などがつけられるパターンもあります。決算以外でも「周年」、「歳末」など、セールが行われそうな時期は、販売店の情報に気をつけて確認してみましょう。
4.値下げ交渉がしやすい時期も
販売店と値下げ交渉をしてみるのも手段のひとつです。販売店が少しでもクルマを売りたい時期であれば、交渉に応じてくれる可能性はあります。ただし、十分に需要がある時期なら、販売店は価格を下げる必要がありません。販売店側が「売上が欲しい」と思っているタイミングを見計らうことが大事です。
たとえば、決算時期であれば、販売実績を増やそうと、担当者は躍起になっている可能性もあるでしょう。9月や3月に決算期を設けている販売店は多いので、交渉をしてみるのも良いかもしれません。
5.ただし人気車種は繁忙期に売れてしまうこともあるので注意
まとめると、クルマが「安い時期」とは「需要が落ち着いている」時期だといえます。だからこそ、需要が落ち込んでいる時を狙い、あえて販売店に足を運んでみると安いクルマを見つけられるかもしれません。ただし、人気の車種は時期に関係なく売れてしまう可能性が高いので、繁忙期が過ぎた後でクルマを買おうとしても、欲しいクルマが残っていないことは珍しくありません。後から後悔しないためには、欲しいクルマを見つけた時に購入をおすすめします。
もちろん、人気車種は市場に出ている台数も多いため、時期に関係なく店頭に並んでいることも考えられます。ただ、人気車種は常に需要があるため市場動向に関係なく、値下げを行わないこともあります。人気車種は時期に関係なく、安く買うのは難しいと念頭に置いておきましょう。
必ず安くなるわけではない!時期以外の要素でお得にすることも
時期以外で安く買う方法を挙げるなら、あえてあまり状態の良くないクルマを選ぶ方法もないわけではありません。ただ、状態の悪い安いクルマを買っても後で修理費がかかるようであれば、結局合計費用は高くついてしまうためおすすめはできません。そうなると、やっぱり信頼できる販売店で状態の良いクルマを買うのが一番安心できる方法といえるでしょう。
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