中古車のミニバンで狙い目なのはどれ？選び方とおすすめのミニバン

1.ミニバンをおすすめしたい方

ミニバンの魅力といえば、まず車内スペースの広さが挙げられます。人が多く乗れるので子どものいる家庭にはぴったりですし、荷物がたくさん積めるというメリットもあります。たとえば、キャンプ・スノーボード・海水浴といったレジャーに出掛ける場合でも、ミニバンがあれば荷物が入らなくて困るということは少ないでしょう。多くの荷物を楽々と運べるのでいろいろなシチュエーションでの活用が可能となります。休みの日には家族で遠出をしたいという方にはミニバンがおすすめです。

車中泊をする機会が多い方にもミニバンは適しています。後部座席をフルフラットにできる車種が多く、空間も広いため、ゆったりとした体勢で眠ることができるからです。また、ミニバンにはペットを連れての外出がしやすいという利点もあります。もし、ペットと一緒にお出かけを楽しみたいのなら、ゲージが楽に載せられる車種を選ぶのがよいでしょう。さらに、ほとんどのミニバンがスライドドアを装備している点も見逃せません。横にスライドして開くので、小さなお子様の乗り降りや狭い駐車場での開閉の際にとても便利です。

そのうえ、パワースライドドアならワンタッチで開閉ができ、利便性はさらに高くなります。荷物の積み下ろしや子どもを抱えての乗り降りを頻繁に行うという方には特におすすめです。

2.中古ミニバンの選び方

購入するミニバンを選ぶ際には、まずサイズから検討していくのが基本です。主な利用シーンを思い浮かべ、それぞれのシーンごとに乗せる人数や積載する荷物などを考慮し、どのくらいのサイズが適当なのかを考えていきます。ちなみに、ミニバンのサイズには、一般的にラージクラス・ミドルクラス・コンパクトクラスの３種類があります。
サイズが決まったら、具体的なクルマ選びに移ります。サイズ別のおすすめ車種はのちほどご紹介しますが、中古車選びをする上で大切な事が１つあります。それは装備です。装備品には後付けできるものとできないものがあるので注意が必要です。たとえば、ナビゲーションやETCはいつでも後付け可能ですが、パワースライドドアやサンルーフ、自動被害軽減ブレーキなどの『メーカーオプション』と呼ばれる装備を付けられるのは新車購入時だけです。つまり、中古車でそれらの装備がほしい場合は、装着されている中古車を探すしかないのです。その点を踏まえ、購入後に後悔のないよう、しっかり検討する必要があります。ちなみに、ミニバンにはハイブリッドカーもあるので、燃費を重視したい場合はそちらも有力な選択肢となるでしょう。

また、家族や親しい人を乗せる機会が多いことを考えると、中古車のなかでもなるべく品質の良いものを選びたいものです。そのためにはどの店舗で購入するかが重要になってきます。「質問に対して丁寧に答えてくれるか」「納車後の保証は付いているか」などといった点をチェックし、信頼のおける店舗を選択するようにしましょう。

3.サイズ別！おすすめのミニバン

購入すべきミニバンのサイズは決まったものの、具体的にどの車種を選べばよいのかわからずに悩んでいるという方も多いのではないでしょうか。そういった方の参考になるように、それぞれのサイズごとにおすすめのミニバンを紹介していきます。

3-1.ラージクラスの高級ミニバン

【トヨタ アルファード/ヴェルファイア】
ラージクラスのミニバンのなかで、登場以来圧倒的な人気を誇っているのがトヨタのアルファード及び、その兄弟車であるヴェルファイアです。それらの最大の特長は「大空間高級サルーン」というコンセプトにあります。高級車の贅沢な味わいにラージクラスならではの広々とした空間を加え、既存のクルマにはない魅力を生み出すことに成功しているのです。ちなみに、アルファードとヴェルファイアは性能的にはほとんど同じなので、エクステリアの好みで選択することになります。アルファードがエレガントな見た目なのに対し、ヴェルファイアはクールで攻めたデザインなのが特長です。

乗車定員はグレードによっても異なるものの、基本的には7～8人乗りとなっています。乗車人数や荷物の量に合わせて座席や荷室のスペースを多彩にアレンジできるのもうれしいポイントです。

【日産 エルグランド】
アルファード/ヴェルファイアと並んで、日本における最上級ミニバンに位置付けられているのが、日産のエルグランドです。ラージクラスならではの迫力ある外観が目を引く車種で、競合車種とは異なり、低床・低全高を採用しているという特長があります。低重心ボディなのでカーブを曲がるときもふらつきにくく、従来のミニバンでは得られなかった軽快な操縦性を実現しています。また、シートから地面までの距離も近いので乗り降りも非常にスムーズです。

エルグランドには7人乗りと8人乗りの2つのタイプがあり、それぞれ2列目のシートの作りが異なります。8人乗りでは6対4分割のベンチシートを採用しているのに対し、7人乗りは2席が独立したキャプテンシートになっています。そのため、間を通って2列目と3列目のシートを自由に行き来できるのです。さらに、グレードに関わらず、サンシェードが後部座席に標準装備されており、日差しの強い日でも快適に乗車することができます。

3-2.ミドルクラスのファミリー向けミニバン

【ニッサン セレナ】
ミドルクラスのミニバンを代表する車種のひとつであるセレナは2016年に大々的なモデルチェンジを行い、一層人気を高めています。セレナといえば広々とした快適室内空間が魅力で、乗り降りのしやすさやシートアレンジの多彩さといった具合に、ミニバンとしての基本性能に優れていることでも知られています。また、乗車定員は7人乗りと8人乗りがあり、通常のガソリン車に加えてハイブリッドやe-POWERを選択することも可能です。さらに、エマージェンシーブレーキや自動運転機能にあたるプロパイロットなど、先進装備が搭載されたモデルもあります。カスタムラインのハイウェイスターも20代・30代のユーザーを中心に高い人気を誇っています。

【トヨタ ヴォクシー】
家族で楽しめるクルマとして広く親しまれているトヨタのノアですが、その兄弟車であるヴォクシーにもノアとはまた違った魅力があります。ノアが落ち着いたデザインで比較的年齢層の高い世代から好まれているのに対し、クールでスタイリッシュな佇まいのヴォクシーは若い世代からの支持を集めています。走りに関しては、低重心がもたらす揺れの少ない安定した走行性能がセールスポイントとなっています。また、ハイブリッドタイプもラインナップされています。そのほか、見逃せないのがカスタムラインの「煌」シリーズです。外観の圧倒的な存在感などから、多くのファンがいます。

3-3.コンパクトクラスのお手軽ミニバン

【トヨタ シエンタ】
コンパクトボディながらも、最大7人乗車可能なシエンタ。2015年に発表された現行モデルの奇抜なデザインは好みが分かれるものの、基本性能の高さや使い勝手のよさで高い人気を誇ります。通常のガソリンモデルでも燃費は優秀ですが、ハイブリッドタイプも用意されています。

【ホンダ フリード】
遠出よりも日常生活での利便性の高さを重視したいというのであれば、ホンダのフリードがおすすめです。小回りが良く、住宅街の狭い道などを走るのに適しています。また、フルモデルチェンジ後に燃費性能が大幅にアップしたのも魅力で、ハイブリッドタイプもあります。6人乗りと7人乗りがあり、それほど大人数を乗せないというのであれば、2列目にキャプテンシートを採用し、シートの間を通って1列目から3列目まで移動可能な6人乗りを選択するというのもひとつの手です。

4.ミニバン購入時の注意点

ミニバンの購入時には注意すべき点がいくつかあります。まず、車高が高いので立体駐車場や自宅の車庫などに問題なく入るかどうかの確認は必須です。また、車高以外のサイズも慎重に選ばなければなりません。運転する人のスキル、自宅周辺の道路の広さなどを考慮して選ぶ必要があるでしょう。また、乗車定員も車種・グレードによって6～8人と異なりますので、どのような使い方をするのかをシミュレーションし、最適モデルを選ぶようにしましょう。

大人数で乗れて荷物も積める！ミニバンを安く買おう

ミニバンはファミリー層を始め、乗車人数や荷物が多くなりがちな方に向いています。中古車なら装備が充実したお手頃価格のものが見つかる可能性があります。まずは、車種の種類や相場を知るためにネット検索をしてみましょう。さまざまなメーカーの車種があるうえに、第三者機関の検査が実施済みで保証も充実している「オリックスU-car」はおすすめ。もし予算的に現金一括購入が難しい場合でも、月々定額で乗れるマイカーリースを選ぶという手もあります。

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