中古車の燃費って新車とどう変わる?燃費の良い車種も大公開

よく「燃費が良い車」「燃費が悪い車」と表現しますが、そもそも「燃費」の意味についてよく分かっていない方も多いのではないでしょうか。なかには「中古車は燃費が悪い」というイメージも持っている方もいて、経年や走行距離で燃費の良し悪しが変わるのかという疑問もあります。そこでこの記事では、「燃費」の基本的な解説をはじめ、中古車の燃費についても詳しく解説します。

1.そもそも「燃費」とは?

1.そもそも「燃費」とは?

車の燃費とは、1リットルの燃料で自動車が走行できる距離のことです。正式には「燃料消費率」といいます。燃費の単位は「km/L」で、「走行距離÷給油した量」で求められます。例えば走行距離500㎞、給油した量50リットルとして計算すると、「500㎞÷50リットル=10.0km/L」となり、これが満タン法による実燃費です。

ちなみに満タン法とは、ガソリンスタンドで満タンに給油した状態から、次に満タンにするまでの走行距離を消費燃料(給油量)で割って計算する方法のことです。この数字が大きいほど、燃費が良い車といえます。

2.燃費が良いと「高燃費」?悪いと「低燃費」?

2.燃費が良いと「高燃費」?悪いと「低燃費」?

先述した通り、ガソリン1リットルあたりで車が長い距離走ることができれば「高燃費」であり、短い距離しか走ることができなければ「低燃費」となります。

ちなみに国土交通省「自動車燃費一覧(令和2年3月)」によると、平成30年度に販売されたガソリン乗用車の平均燃費(JC08モード)は、昨年度に引き続き22.0km/Lとなっています。同調査の平成5年度の平均燃費(10・15モード)は11.1km/Lでした。最新の平均燃費と燃費の計測方法は異なるモードとなりますが、この25年間で自動車の燃費は約2倍近く高燃費になっている実態がわかるでしょう。

3.「カタログ燃費」と「実燃費」の違い

3.「カタログ燃費」と「実燃費」の違い

車のカタログや広告を見たときに、「カタログ燃費」という言葉を目にしたことはないでしょうか?この「カタログ燃費」とは、国が決めた試験法に従ってテストを行い、その結果を国が審査して決める燃費のこと。カタログ燃費は気温や湿度、路面温度、エアコンやライトをつけない、渋滞のない平坦な道をまっすぐ走るなど、一定条件下で走行した結果、出された数値です。そのためカタログ燃費と、実際の燃費(実燃費)は一致しません。同じ車種の車でも、ドライバーによって実走行燃費は大きく異なるため、カタログ燃費は一つの目安として捉えておきましょう。

JAMA (一般社団法人日本自動車工業会)によると、実燃費はカタログ燃費の2~3割程度低くなっているケースが多いようです。その理由としては、使用環境やエアコン、ライトといった電装品の使い方によって燃費が変わるためです。

また2011年4月以降に型式指定を受けた車から、カタログ等に記載される燃費表示が「JC08モード燃費(国土交通省審査値)」に変更されました。それ以前から販売されている車(継続生産車)についても、2013 年3月以降は「JC08モード燃費」に統一されています。

ちなみに以前は「10:15モード」でしたが、使用環境の変化や測定技術の進歩によって、実燃費により近い測定ができる「JC08モード」に測定方法が変更されました。「10:15モード」はあらかじめエンジンを暖機状態から走行を開始するのに対し、「JC08モード」ではエンジンが冷えた状態からも試験するなどの違いがあります。

さらに2017年の夏以降、「WLTCモード燃費」が算定された車から順次切り替えられており、当面は「JC08モード燃費」を併記しても良いことになっています。「WLTCモード燃費」とは、「世界統一試験サイクル」といわれる国際的な試験方法のことで、これまでカタログに表記されていた日本独自の「JC08モード燃費」に代わる燃費測定方法のことです。このように燃費の測定方法が変わっている点も押さえておきましょう。

4.同じ車種だと新車と中古車の燃費性能は変わらない?

結論として、同じ車種なら中古車であっても燃費性能の劣化はほぼ見られないといわれています。経年や走行距離の多い、少ないはあまり関係ありません。5~10年落ちの中古車でも、きちんとメンテナンスを実施している中古車なら、新車との差はあまりないといえるでしょう。

ただし、車両改良の内容によって数年でモデルチェンジしていると、燃費値の差は出やすくなります。また、燃費は車の重さによって変動するため、一般的には同車種でも装備が少ない方が燃費値はよくなります。

5.燃費が良いと得することは?

燃費が良い車は燃料代を節約できるなど、車の維持費が安く抑えられるメリットがあります。また排出ガスが少ないため、地球環境への負担も抑えられます。

さらに環境性能に優れた車だと、エコカー減税が適用され節税効果も期待できます。エコカー減税とは、自動車税・自動車重量税が軽減される優遇措置のことです。自動車重量税は新車購入時と初回車検時の2回で減税適用、自動車税は新車登録後の初回の納税時に適用されます。

6.【ボディタイプ別】燃費が良いおすすめの車種

ここではボディタイプ別に、燃費が良い車種を紹介します。中古車選びの参考にしてみてください。

【軽自動車】ダイハツ ミライース(2WD L)
ミライースは低燃費技術「e:Sテクノロジー」を搭載したダイハツの軽自動車です。実燃費は23.2km/L、 JC08モードの燃費は35.2km/Lで、低燃費ながら環境性能が高いのがポイントでしょう。車体の軽量化と排出CO2の削減を実現し、乗り降りに便利な約90度開くリアドアや広い室内空間など、使い勝手の良さも魅力的です。

【コンパクトカー】ホンダ フィット(2WD 1.5ハイブリッド)
ホンダフィットはスポーティな外観が特長的なコンパクトカーです。JC08モードの燃費は19.2~37.2km/Lで、低燃費運転でありながら、ホンダ独自の直噴技術を採用した力強い走りが魅力です。従来モデルの全パワートレインが刷新され、走りと燃費性能が向上しています。

【セダン】トヨタ プリウス(2WD 1.8 S)
プリウスは優れた環境性能と上質感のある落ち着いたデザインが魅力。JC08モードの燃費は34.0~39.0km/Lで、燃費の良いハイブリッド車として人気を集めています。また、従来よりも重心を低くしたことで空気抵抗も少なくなり、燃費向上と快適な乗り心地を実現。自動ブレーキやステアリング制御機能など、安全運転機能も充実しています。

【コンパクトミニバン】トヨタ シエンタ(2WD ハイブリッド1.5X)
シエンタは、トヨタのコンパクトなミニバンです。ハイブリッド車の燃費は22.8km/Lの低燃費を誇っており、スポーティなスタイルが特長的。コンパクトなボディでありながら3列7人乗りの広い室内空間を確保し、乗り心地も快適です。個性的なデザインと、充実した安全装備も高い評価を得ています。

【ミニバン】日産 セレナ(2WD 1.2 e-POWER X)
セレナは100%モーター駆動を行い、高レベルな低燃費を実現しているミニバンです。燃費は11.8~18.0km/Lで、e-POWERシステム搭載車。ガソリンエンジンが発電を行うため、電気自動車のような充電は不要です。前方衝突予測警報システムをはじめ、デュアルバックドアやキャップレス給油口など、使い勝手の良い装備が標準装備されています。

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中古車の燃費は、経年や走行距離に関係はありません。きちんとメンテナンスを実施している中古車なら、新車との燃費の差はそれほどありませんが、乗っていた人の使用状況によって燃費が変動することもあります。

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<記事掲載日>2021年2月5日

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