中古車の予算はどうやって決める?無理のない予算を知ることから始めよう

中古車購入を検討している方の中には、どのくらいの予算で購入したら良いか分からずに悩んでいる方もいるでしょう。中古車は車の状態や車種によって価格差があるため、まず「自分にとって無理のない予算を知ること」から始めると、適切な予算が見えてくるはずです。そこでこの記事では、中古車購入で予算を立てる際に考えるポイントについて解説します。

1.中古車の予算の決め方は?

1.中古車の予算の決め方は?

中古車に限らず、車を購入する際にまず考えるべきことは「予算」です。無理のない予算を立てないと、ローンを組んだ場合は月々の支払いが苦しくなり、せっかく手に入れた愛車を手放すことにもつながります。

住宅ローンや教育ローンなど他の借り入れがある場合は、ローン全体の支払総額がいくらになると家計を圧迫するのかを調べてみましょう。住宅ローンの場合、手取り年収の20%が理想の返済比率といわれています。返済比率が25~30%を超えると、家計が圧迫される可能性は高くなるでしょう。例えば手取り年収500万円の返済比率20%は、年間ローン返済総額100万円です。25%だと125万円、30%だと150万円になります。

車をローンで購入する場合は、世帯年収や他ローンの借り入れ状況によって、適切な予算が見えてくるはずです。ちなみに、一般社団法人日本自動車販売協会連合会「中古車流通市場の調査研究について」によると、中古車の車両購入平均額は117万円とのこと。この車両平均購入額117万円を60回払いでローンを組むと、月々の支払いは1万9,500円(ボーナス月の加算無し)となります。仮に、月々6万円の住宅ローンの支払いがある場合、約2万円が上乗せされるため、毎月8万円が手取り年収のどのくらいの比率を占めているか計算してみましょう。

車を現金一括購入する場合は、手元にお金が一切ないという状況に陥らない程度の予算を立てることが重要です。一般的には、生活費の約3カ月分の貯金が必要といわれています。それを確保した上で、残りの資金がいくらかによって予算が決まるため、買える車が限定される可能性も。現金一括購入すれば、車がすぐに自分のものになるというメリットがありますが、資金面とのバランスも考慮して検討しましょう。

2.車の維持費がかかることも頭に入れておく

2.車の維持費がかかることも頭に入れておく

中古車をローンで購入した場合、月々の支払いだけではありません。車を所有したり使用したりすれば、日々の燃料代をはじめ、車検時にかかる検査代やメンテナンス費用、各種税金、保険代、駐車場代などの維持費がかかることも覚えておきましょう。それでは、維持費がどのくらいかかるのか、それぞれ見ていきましょう。

2-1.燃料代

日々の燃料代はどのくらい走行するかによって、ある程度の金額が算出できます。例えば実燃費が30㎞/Lの自家用車を通勤など日常的に使い、月1,000㎞を走行する場合、単純計算すると1,000㎞÷30㎞/L=月33.3Lの燃料が必要となります。レギュラーガソリンを136円/Lとして計算すると、136円/L×33.3L=4,528円です。実燃費が15㎞/Lの車なら、その倍の9,056円がかかる計算になります。月の走行距離が多い方は、燃費のいい車種を選んだ方が燃料代の節約になるでしょう。

2-2.車検代

1度目の車検を取った中古車を購入した場合、購入後は2年に1回、車検代がかかることも忘れていけません。ちなみに車検代は検査代をはじめ、車検に通るためのメンテナンス費用や重量税、自賠責保険料などがかかります。車検代は車検を依頼する店や車種によって費用は異なりますが、合計10万円の費用がかかると仮定した場合、10万円を2年(24カ月)で割ると4,166円となります。車検代をまとめて出費することが難しい場合、毎月4,000円程度を積み立てておきましょう。

2-3.車の任意保険料

車の任意保険に加入するかはあくまでもドライバーの自由意志ですが、一般的には多くのドライバーや車の所有者が加入しています。ちなみに損害保険料算出機構「2019年度 自動車保険の概況」によると、普及率は約75%です。

任意保険の保険料は、加入する保険会社や運転者の年齢、月の走行距離、補償内容などによって金額が異なるため、一概にいくらとは言えません。目安として通販型の任意保険を30歳で初めて任意保険に加入した場合(6等級で運転者年齢条件を30歳以上に設定)、年額8万円ぐらいの保険料です。月々に換算すると8万円÷12カ月=6,666円となり、月に7,000円程度の保険料が必要になります。

2-4.駐車場代

自宅や借りているマンション・アパートに車の保管場所がない場合は、近所に月極駐車場を借りる必要があります。駐車場代の相場は住んでいるエリアによって大きく異なるため、いくらかかるとは一概に言えませんが、東京都23区内なら月3~4万円と高額です。

このように燃料代や車検代などを計算すると、月々1万5,000円以上の維持費がかかります。そのため中古車の予算を立てる際は、維持費についても頭に入れておきましょう。

3.中古車購入と新車購入の費用感を比較してみよう!

3.中古車購入と新車購入の費用感を比較してみよう!

では、予算160万円で中古車を購入した場合と、同じ車種を新車で購入した場合の費用感を比較してみましょう。

今回は「オリックスU-car」の中古車検索で、「予算160万円」で実際に検索してみると「ニッサン セレナ 4WD(年式2015年)」が支払総額159万2,000円(税込)でヒットしました(2021年1月時点)。72カ月リース(月々均等72回払い)だと、頭金0円で月々3万4,540円(税込)の支払いになります。

一方、新車の「ニッサン セレナ 4WD」を調べてみると、グレードにもよりますが、車両本体価格は280万円以上です。税金や自賠責保険料などの諸費用が、一般的に車両価格の1~2割ぐらいかかると言われているため、ここに28万円~56万円ほどが上乗せされます。トータルで考えると、新車購入だと中古車より2倍近く費用がかかる計算です。

同じ予算でも中古車なら選択肢が広がり、欲しかった車種やより高いグレードの車が購入できる可能性もあるでしょう。

4.相場より安い中古車を購入する際の注意点

中古車は新車購入より、リーズナブルに購入できるとはいえ、相場より安い価格設定の中古車は注意が必要です。まず「相場より安い」を見極めるためにも、事前に欲しい車種の相場をネットなどでリサーチしておくと、実際の店舗での判断が付きやすくなります。

また「なぜこんなに安いのか」と疑うことも重要です。事故車で修復歴がある、水没車だったなども考えられるからです。また納車時に法定整備などの点検がされず、安く設定しているケースもあります。ちょっとでも怪しいと思う中古車は納車後、何かトラブルが起きても購入店が対応してくれないこともあるため、避けた方が無難といえるでしょう。

中古車購入では「無理のない予算」を知ることから始めよう

中古車購入で大切なのは、自分にとって「無理のない予算」を立てることです。家計を圧迫するほどの金額で購入しても、月々の支払いが厳しくなり、せっかく出会えた車を手放すことにもなります。中古車を予算で検索したい方は、「オリックスU-car」がおすすめです。「オリックスU-car」なら、希望する車種からの検索はもちろん、予算から現金一括購入の場合や月々定額の支払額からも検索が可能。しかも全車修復歴無しで、自社グループがレンタカーやリース車両として管理・使用していた車両が多いため、使用歴がハッキリしているので、安心して購入できるでしょう。

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<記事掲載日>2021年3月10日

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「ORIX U-car」コラム編集部
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