7万㎞の中古車でも問題ない?選ぶ際のチェックポイントやメリットも紹介

走行距離が7万㎞前後の中古車に問題なく乗れるのかどうか、不安を覚える方も多いと思います。購入後も安全に走行できるのか、故障などのトラブルが生じないかどうか、疑問に感じる点も多いでしょう。結論からいえば、7万㎞走った車でもきちんとメンテナンスさえされていれば問題ありません。しかし経年劣化などがあるため、購入検討時はしっかり車両状態を見極めることが大切です。この記事では、7万㎞の中古車を購入する際のメリットや確認すべきチェックポイントについて解説します。

1.7万㎞の中古車購入のメリット

1.7万㎞の中古車購入のメリット

ここでは中古車を購入検討している方向けに、走行距離7万㎞前後の車を選ぶメリットを紹介します。

1-1.購入費用が抑えられる

中古車は年式が古く、走行距離が多くなれば多いほど、価格が安くなる傾向にあります。そのため、7万㎞走った中古車であれば、走行距離の少ない車よりも安く購入できます。

昔から「車は10万㎞が限界」といわれてきたこともあり、多くの人は走行距離5万㎞以内の中古車を購入しようとします。走行距離が5万㎞を超えると一定の需要が少なくなるため、5万㎞を超えた中古車と超えない中古車では、値段も大きく変わります。6万㎞、7万㎞と走行距離が多くなればなるほど、価格も安くなっていきます。

また、走行距離7万㎞で7年落ち(1年で1万㎞)というように、年式に応じた走行距離の車の場合、型落ちモデルであるケースもあります。一般的に車のフルモデルチェンジは現在7~8年ごとに行われるケースが多いため、型落ち車であれば価格はさらに安くなります。中古車の購入費用を重視する人にとって、7万㎞の中古車は非常に魅力的な選択肢だといえるでしょう。

1-2.流出量が増えて、選択肢が広がる

一般社団法人 日本自動車工業会(略称:自工会)の「2019年度 乗用車市場動向調査」 によると、前保有車の保有期間の平均は全体で7.1年、新車が7.7年、中古車が5.9年となっています。

一般的に、走行距離の目安は「1年に1万km」といわれており、7万㎞の中古車の流出量は多い傾向にあります。そのため、走行距離の少ない車よりも選択肢の幅が広く、車両状態が良い中古車が見つかりやすいメリットがあります。

1-3.交換すべき部品が少ない

走行距離7万㎞の中古車は10万㎞の中古車と比べて、交換すべき部品が少ない傾向にあります。10万㎞を目安に交換すべき部品が多くなり、高額である部品もあるので、コストも割高です。

10万㎞で交換すべき部品を以下の表にまとめたので、参考にしてみてください。

部品名 交換時期(走行距離、時間) 費用
プラグコード 10万㎞、もしくは10年 1万5,000円~
タイミングベルト 10万㎞、もしくは10年 5万円~
ブレーキホース 10万㎞、もしくは10年 2万円~
ラジエターホース 10万㎞ 1万円~
ハブベアリング 10万㎞、もしくは10年 8万円~

走行距離10万㎞の車は、車両本体の価格が安くても、部品交換などのコストを含めたトータル費用で見ると、決して安い買い物とはいえません。車両本体の価格だけでなく、部品交換も少ない7万㎞の中古車の方が、お得に購入できます。

2.7万㎞の中古車購入のデメリット

2.7万㎞の中古車購入のデメリット

走行距離7万㎞前後の中古車にはメリットもある一方で、デメリットもあります。メリットだけではなく、デメリットも考慮した上で、購入すべきかどうか慎重に判断しましょう。

2-1.再販価値は期待できない

走行距離が多い車は、経年劣化や使用感などが否めません。そのため、安く購入することができても、高く売ることは困難です。7万㎞の中古車を購入し、何年後かに手放そうと考えている場合、再販価値はつかないと考えておくべきです。

7万㎞走っている車は、どうしても経年劣化による汚れが目立つようになります。製造年の新しい車と比べると、その差は明らかです。また、7万㎞走っている車は型落ちモデルであるケースも多いため、市場での価値も低くなります。7万㎞以上ある中古車で価値がつくのは、人気車種や希少な車種だけです。それ以外の車は、再販価値を期待しない方が良いでしょう。

2-2.故障リスクは高くなる

自動車製造の技術向上により、車の耐久性が上がっているとはいえ、7万㎞も乗っていると経年劣化は避けられません。そのため、ある程度の故障リスクは考えておく必要があります。ただし、前オーナーの乗り方やメンテナンス状態によっても、故障リスクは変わります。同じ製造年、同じ走行距離の車でも、定期的にメンテナンスされていた車とそうでない車とでは、状態の良さが異なるからです。

走行距離が短く、製造年の新しい車であれば、故障リスクに大きな違いが出ることはありません。しかし、7万㎞も走った車であれば、メンテナンスの状態によって故障リスクに大きな違いが出ます。7万㎞の中古車は流通数が多く、選択肢の幅が広いメリットがある一方で、当たり外れも大きいので注意が必要です。走行距離や製造年を見ただけでは、その中古車の良し悪しを判断することはできません。購入後の故障リスクをなるべく低く抑えるためにも、点検整備記録簿などを確認してしっかりメンテナンスされた履歴のある中古車を選びましょう。

2-3.7万㎞の中古車購入時にチェックすべきポイント

7万㎞の中古車を購入するときは、車両状態をしっかり確認する必要があります。

例えば、5年落ちで7万㎞と過走行車両でもあっても、日々の整備やメンテナンスで部品交換をしっかり実施している履歴が残っていれば、故障リスクも少ない可能性が高いです。逆に走行距離が少ない車は、きちんとメンテナンスされておらず、倉庫などに放置されていた可能性があるので要注意です。

購入後の故障リスクを避けるためにも、メンテナンス履歴がわかる「点検整備記録簿」付きの中古車を選びましょう。点検整備記録簿のある中古車は、点検・整備が行き届いているため、購入後に故障などのトラブルが発生する可能性も少ないといえます。

ただし、点検整備記録簿は前オーナーが紛失したりついてなかったりするケースも多いので、すべての中古車に備えつけられているわけではありません。7万㎞の中古車を購入検討する場合、点検整備記録簿がない車は避けた方が無難です。

点検整備記録簿だけで中古車の価値を判断するのではなく、自分の目で車両の状態を確認することも大切です。異音や異臭、過度なサビ・汚れがないか等を確認しましょう。ドアを開け閉めするときに異音がないか、ハンドル部分が擦れていたり汚れていたりする箇所がないか、隅々までチェックしてください。

前のオーナーが喫煙者だった場合、タバコのニオイが染み付いている可能性があります。異音や異臭の程度は、自分で実際に確認してみないとわかりません。自分の目で確認して納得した上で、中古車の購入を判断しましょう。

メンテナンス履歴が明確でリーズナブルな中古車なら「オリックス U-car」がおすすめ

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走行距離が7万㎞を超えていても、日々きちんとメンテナンスされており、車両状態が良いものであれば、問題なく走行できます。ただし、7万㎞走った車を選ぶ上で重要なのは、「メンテナンス履歴」がはっきりしていることです。点検整備記録簿のない中古車は、前のオーナーのメンテナンス状況がわからず、購入後も不安を抱えたまま使用し続けることになります。メンテナンス履歴のわかる車両を選んだ方が、納車後も安心して乗れます。

その点、「オリックスU-car」で扱う中古車なら、自社グループでレンタカーやリースとして使われた車両をメインに扱っているので、定期的にメンテナンスされた使用歴が明確な車両がほとんどです。しかも、自社管理車両の直接販売しているので、価格もリーズナブルです。メンテナンス状況もしっかりしている中古車を購入したい方は、「オリックスU-car」を検討してみてはいかがでしょうか。

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<記事掲載日>2021年3月10日

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