ワンボックスカーってどんな車?ミニバンとの違いは?定義や魅力も紹介
近年のアウトドアブームを受けて、注目されているのが「ワンボックスカー」です。10人以上で乗れたり荷物もたくさん詰めたりと、商用だけでなくいろいろな用途で使えると人気が高まっています。でも、そもそもなぜワンボックスカーと呼ばれるのかご存知でしょうか?
また、最近人気のある「ミニバン」との違いを知っている人も少ないでしょう。そこでこの記事では、ワンボックスカーと呼ばれる理由やミニバンとの違いを解説します。この記事を読めば、自分に合った車選びができるようになるはずです。
1.そもそも「ワンボックスカー」ってどんな車なの?
「ワンボックスカー」と聞くと、どのような車を思い浮かべますか?人によっては「箱型の大きい車?」「荷物がたくさん詰める車?」など、いろいろなイメージがあるかもしれません。また「ミニバンとの違いは?」と聞かれて、即答できる方は少ないでしょう。そこで、ここからワンボックスカーの定義やミニバンとの違いについて解説します。
1-1.ワンボックスカーの定義
車は「エンジンルーム」「キャビン(乗員室)」「ラゲッジスペース(荷室)」をそれぞれ「ボックス」としてみなし、そのボックス数によってボディタイプ(車の形)が変わります。
まず「エンジンルーム」「キャビン(乗員室)」「ラゲッジスペース(荷室)」が、1つのボックスになっているのがワンボックスカーです。横から見るとボンネットがなく、見た目は横長で長方形なのが特徴です。では、エンジンはどこにあるのかというと、実は運転席の下に搭載しています。独立したエンジンルームがなく、車内の広さを最大限に活かせる形状をしているため、商用貨物車としても利用されることが多いです。ちなみに、荷室スペースがある商用車は「バン」とも呼ばれています。
ワンボックスカーの車種としては、トヨタハイエース、トヨタハイエースバン、日産キャラバンなどが有名です。また、ワンボックスカーに対してツーボックスカーやスリーボックスカーと呼ばれるボディタイプもあり、それぞれ以下のような特徴があります。
・ツーボックスカー
「エンジンルーム」と「キャビン(乗員室)+ラゲッジスペース(荷室)」の2つのボックスがあるタイプの車。ステーションワゴンやハッチバックなどがツーボックスに該当します。
・スリーボックスカー
「エンジンルーム」「キャビン(乗員室)」「ラゲッジスペース(荷室)」がどれも独立している、3つのボックスがあるタイプの車。一般的な車体タイプといわれるセダンやスポーツタイプなどがスリーボックスカーです。
1-2.ワンボックスカーとミニバンの違い
では、ワンボックスカーとミニバンの違いはわかりますか?どちらも似たような形状をしていますが、ミニバンにはボンネットがある点が決定的な違いです。つまりミニバンは、独立したエンジンルームがあるためツーボックスカーに分類されます。
しかし、アルファードのような大きなサイズの車でもミニバンと呼ばれているのはなぜでしょうか?ミニバンと呼ばれる車種は、アメリカのフルサイズバンに比べて小さいことから、日本では大きなサイズの車ではあるもののミニバンと呼ばれています。
2.ワンボックスカーのメリット・デメリット
ワンボックスカーの定義が分かったところで、ここからはワンボックスカーの特徴を紹介します。
2-1.【メリット】アウトドアで活躍する
ワンボックスカーは車内が広く、ゆったりとしたスペースを確保できるのが特徴です。キャンプ用品や釣り道具はかさばるため、荷室が広いワンボックスカーはアウトドアで大活躍してくれます。
2列目、3列目シートを倒せば、家族で車中泊できるほどの広さを確保できるのも魅力です。小さいお子さんがいる場合は、ベビーカーを載せたり子どものお世話をしたりする際も動きやすさを感じられるでしょう。さらに、車高が高く運転席からの視野をしっかりと確保できるため運転しやすいのもメリットです。
2-2.【メリット】商用・事業用としても◎大人数や荷物を移動させるのに便利
ワンボックスカーは荷物がたくさん積めるという特徴から、建設現場などで働く人も利用しているケースも多いでしょう。工具だけを積むなら軽のワンボックスカーで十分かもしれませんが、現場で使う材料も載せようと思うなら、ワンボックスカーくらいの車内スペースが必要になります。ハイエースやキャラバンといったワンボックスカーは10人乗りのタイプもありますので、大人数で移動するのに便利なのはもちろん、広いラゲッジスペースを活用して荷物を運ぶことも可能です。
2-3.ただし【デメリット】も!
ワンボックスカーは、車体が大きく重さもあるため燃費の悪さは避けられません。ただし、急発進や急停車などのエンジンに負荷をかけない運転をすることでデメリットをカバーできます。また、エンジンが運転席下にあるので振動が伝わりやすかったり、箱型なので横風に弱かったりするデメリットもありますが、慣れるとあまり気にならないといわれているため過度に心配しなくても大丈夫でしょう。
3.【U-car編集部厳選】ワンボックスカーのおすすめ4車種の紹介
ここからは、U-car編集部がおすすめするワンボックスカー4車種を紹介します。
3-1.【トヨタ】ハイエースバン
トヨタのハイエースバンは、走りの力強さや広い大空間を追求して作り上げたビジネスカーです。こだわりの荷室は、荷物の積み下ろしで素早い出入りや極力姿勢をかがめずに作業できるように配慮されています。また、開閉の耐久性や雨濡れ対策などもすべて計算し尽くされて、使い勝手が良いのも特徴です。エンジンは、ディーゼルエンジンとのガソリンエンジンがあり、ガソリンエンジンはパワーもさることながら、燃費向上も達成しています。
3-2.【日産】キャラバン
日産キャラバンは、小型貨物車4ナンバーバンクラスで№1の荷室広さを誇るとともに、先進の安全装備を備えているワンボックスカーです。ロングホイールベースにより荷室長はクラストップを誇り、脚立やパイプ類なども余裕で積み込みができるのは大きな魅力です。ガソリンエンジンとディーゼルエンジンの設定があり、ディーゼルエンジンはインタークーラー付ターボ搭載で、優れた燃費性能も両立しています。
3-3.【ダイハツ】ハイゼットカーゴ
ハイゼットカーゴは、ダイハツの軽ワンボックスカーの商用車です。外観はシンプルな印象ですが、ボディ全体から力強さが感じられます。姉妹車にはハイゼットトラックがあり、個性あふれる豊富なカラーの中から、業種やお店の個性に合わせて好みの色を選択できます。走行面では、先進のトパーズネオエンジンをはじめ、FR方式と3リンク・リヤサスペンションを採用したことで、低燃費を実現しました。物をたくさん積んでも安定した走りと快適性を保てるハイゼットカーゴは、豊かなバリエーションで個性を出しつつ商用車としても高い能力を発揮してくれます。
3-4.【スズキ】エブリィ
エブリィは「たっぷり運ぶ。しっかり守る。」をコンセプトにしたスズキの商用車です。フロント部分に採用したメッキグリルは、商用車向けにシンプルですっきりとした仕上がりになっています。最大の魅力は、商用車に欠かせない抜群の積載力。軽キャブバンとして最高クラスの広さを備えたラゲッジスペースは、助手席を倒すと脚立やカーペットなども載せられます。また、後席ドアやバックドアの開き具合もトップクラスですし、低床タイプですから荷物の積み下ろしもスムーズです。
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